2011年6月17日金曜日

Google Art Projectの事

Web上に高精細画像を掲載するは米欧也

e国寶の高精細画像も以前に比べこの上もなく高精細になった。喜ばしきこと也

左様、彼のレオナルドの最後の晩餐
HALTA Definizioneの以下の一枚をご覧あれ、ほぼ同等となったであろうか

されど、GoogleのArt Projectは断然光り輝く
厚塗りゴッホの絵の具の厚さをも表現する。
Google earthの技術の詳細を知りたいものである

暗号のようなドキュメンテーションその二

前回、回答に絵を描くと申しました。現在制作中です。
しかし、故あって、文を先に記します。勿論回答は絵を描いた後です。

次の作品を形容します(渡邊妙子氏より)。
平造り、三つ棟、身幅広く、先反りつく。
地文は板目やや肌立ち、地景入り地斑交る。
刃文は小のたれに互の目交じり、湯走りかかりやや荒めの沸つき、
洲流しかかる。
鋩子は浅くのたれ込み、先小丸に返る。
茎は生ぶ、先栗尻、
鑢目勝手下がり、二字銘

さらに、
平造、三つ棟、身幅広く、重ね薄く、わずかに反る。
地文は板目に杢目交じり、やや肌立ち、乱れ映り風となり、黒い墨肌あり。
刃文は逆丁字大きく乱れ、逆足・葉入り、飛び焼きあり、
匂い口は匂い締まりごころに柔らかく、しかも冴える。
彫り物は棒樋細く棟よりに彫る。
茎は生ぶ、先は刃上がり栗尻、
鑢目は大筋違、目釘孔三個、表裏棟寄りに細鑿で長銘。

一方、明治の本阿弥弥三郎師の「刀剣鑑定秘訣」http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/854200/
(近代デジタルライブラリより)に、造り、地文、上作、流派等を記す。
これを見るに、上作は以下のとおり。
鍛刀:刃白く、地鉄青く。
沸:真の塗物に銀の砂子をふるいかけしが如し、刃の上、焼きざかいにもある。
棟焼け、地走り、沸(にえ)、活気あるもの。
匂口:深きもの
地景:木工肌のごとき鍛えの見ゆるもの
稲妻:見事に光焼きざかいに多くある。

なるほど