今日は早めの授業だったので帰りに東京国立博物館へ行ってきた
光悦、宗達、光琳、乾山、抱一、其一の展覧会を行っていた。
『古画備考』では、「光悦流」、その後、「宗達・光琳派」、
そして「琳派」と定着した画系だが、
やはり、流祖の作品が断然良い
刀剣研磨の家職の中だろうか、作品には毅然とした輝きがある。
宗達下絵の書の絶妙な配置、黒楽茶碗「雨雲」、
「樵夫蒔絵硯箱」、「舟橋蒔絵硯箱」など、天晴れである
目を堪能したのに、なかなか東博へは赴けないので、
本展の仏様と「正宗」、「石田貞宗」、「長船倫光」を拝んできた。
長船は画集では刃文がかなり派手やかであったが、実物はなじんでいた。
2008年10月22日水曜日
2008年10月21日火曜日
雪舟「山水長巻」に感じる
30年ほど前、『水墨画』(別冊太陽)に雪舟の山水長巻全巻付きで発行された。小生30才位の頃だ。
その後、「雪舟展」で本物を見た。
とぼとぼと歩く高士と従者が岩山から山中へ抜け、松の道から小川、
麓の海辺の宿や船着場、そして、
海から岩山が突き出し、また、高士と従者が山中の岩で休み、
中国風の7重の塔を過ぎて、海を望んで、また岩山から人々の集まる
山中の市場であろうか、通り過ぎると冬景色
楼閣の最後に岩山の松と六十七歳の款記で〆る
この岩の表現に熟してこれからのエネルギーを感じた。
馬遠、夏珪に私淑しつつ、独自の展開を見せた画僧の
勢いに打たれた。
久しぶりに画集を取り出して、当時を思い出す。
さぁて、これからだ
その後、「雪舟展」で本物を見た。
とぼとぼと歩く高士と従者が岩山から山中へ抜け、松の道から小川、
麓の海辺の宿や船着場、そして、
海から岩山が突き出し、また、高士と従者が山中の岩で休み、
中国風の7重の塔を過ぎて、海を望んで、また岩山から人々の集まる
山中の市場であろうか、通り過ぎると冬景色
楼閣の最後に岩山の松と六十七歳の款記で〆る
この岩の表現に熟してこれからのエネルギーを感じた。
馬遠、夏珪に私淑しつつ、独自の展開を見せた画僧の
勢いに打たれた。
久しぶりに画集を取り出して、当時を思い出す。
さぁて、これからだ
ラベル:
雪舟、水墨画、山水長巻
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